PROFILE
- 出身地:北海道
- 好きな色:黄色、緑、白
- 好きな季節:春
- 好きな言葉:「信じることから全ては始まる」
- 好きな食べ物:韓国料理
- 自分を花に例えると:性格は向日葵
- 自分の長所だと思うところ:素直さ、物事を深く考えるところ
- 行ってみたい国:オーストラリア
- 趣味:映画鑑賞、ウィンドウショッピング、物を見るのが好き
- 最近ハマっていること:ネイル、洋服のデザイン
- 自分のからだの好きなところ:口角が上がっているところ
- 憧れる女性像:揺るがない強い意志を持っている人
北海道石狩市に生まれた工藤舞。幼少時から歌うことが大好きで、そのほかピアノ・スキー・プール・習字・英会話…と、さまざまな習い事をしていた。小学校6年生からは和太鼓のサークル「石狩紅(くれない)太鼓」や、“よさこいソーラン”を踊る「石狩流星海」に所属。彼女の青春の思い出は “よさこいソーラン祭り”だという。高校2年生のときには、400チーム以上集まる中、準大賞を獲得するなど本格的なチームだったそう。
そんな工藤舞の人生に大きな出来事が起こる。中学校3年生のとき、父親が病気で倒れたのだ。父親が倒れたこと自体、大きな出来事だが、それ以上に大きかったのが、見舞いのときに目にした病院の看護士たちの存在。病気をした父の話の端々に看護士への感謝の言葉が現れるのに気付き、“お医者さんはもちろん、病気で不安だったり、弱気な人たちを励まし、精神的に支えになってあげられるのって看護士さんなんだなぁ”と看護士を目指すようになる。
それ以来、看護士を目指し、勉強に励んでいた彼女だが、もう一方で、趣味として歌を歌っていた。あるとき、友達から“ヴォーカルを探している人がいる”と聞き、歌いに行ったところ、気に入られてデモ・テープをつくることになった。そのデモ・テープは北海道のラジオ局でヒット、札幌のCDショップでは500枚つくったインディーズ盤が4日で売り切れた。それがRuppinaのスタートだった。
そして、工藤舞の人生のもうひとつの大きな出会いが訪れる。高校3年生になっていた彼女が、家族旅行で東京に来たときに、渋谷でスカウトされたのをきっかけに、Ruppinaのデモ・テープをエイベックスに送ってみたところ、その曲を耳にしたエイベックス社長・松浦勝人は、その歌声に惚れ込み、自身、北海道まで会いに行ったのだ。
看護士か歌手か!?
迷う心を決めたのは、“歌も人を励ますことができる”という松浦勝人の言葉だった。歌は人の思い出に寄り添う。バラードが傷ついた心を癒し、アップテンポな楽曲が元気を呼び起こす。さらに、歌手のすごいところは、目に見えない多くの人たちにも、その励ましのメッセージを贈ることができるのだ。松浦の言葉に歌手になることを決心した工藤 舞はRuppinaプロジェクトのヴォーカルとして上京することに。
事は一気に動き出す。5月にはデモ・テープを録り、7月に上京。そして、’02年12月26日には期間限定出荷先行シングルとして「Free Will/violet flow」を発売。以後、6枚のシングル、2枚のミニ・アルバム、2枚のアルバムをリリースした。
ただし、Ruppinaは工藤舞とまったくのイコールではなかった。Ruppinaというプロジェクト/アーティストの持つイメージと自分自身とのギャップに苦しむ日がやってくる。もちろんすべてが嘘や偽りだったわけではなく、彼女自身が書いた詞には、工藤 舞としての感情が反映されていたのだが…。
‘04年8月にドラマと音楽を合体させた“コンセプチャル・アルバム”『in the name of love』をリリース後、約1年間、活動を停止することになる。さまざまな人との出会いや友人たちの暖かいひと言に触れ、“自分は何を伝えたくて、何のために歌っているのか”を再確認。見えない先のことを一生懸命見ようとあせって、目の前にあることを一生懸命にできていない自分、自分の行動に自信を持てていない自分に気がついた。
その気付きが、ソロ・プロジェックト“舞”としての第一歩だった。アーティストとして、自分の発言や自分の歌が、聴いている人に影響すること、例えば夢を見つけたり、何か目標を見つけたりすることが、あるかもしれない。だから、自分のやることにちゃんと責任を持つことの大切さに改めて気付いたという。
‘05年11月16日には、Ruppinaとしての3年間の活動の集大成ともいえるベスト・アルバム『Ruppina BEST』を発表し、Ruppinaプロジェクトを終了。時を同じくして、’05年12月28日にはrhythm zoneより、ソロ・プロジェクト“舞”としてシングル「Reborn」でデビュー。 “誕生”をテーマにしたこのCDのジャケットでは、生まれたての人間をイメージして、オールヌードを披露。服をまとわない姿で女性の美しさを表現した。
‘06年4月12日には、セカンド・シングル「Eyes」を発売。“覚醒”をテーマにしたこのシングルには、“誕生”した舞が“覚醒”し、一歩ずつ足を踏みしめて目標に向けて、自信を持って進んでいくという意味が込められている。
8月16日にはサード・シングル「Princess ∞ Candy」が、そして9月6日にはファースト・アルバム『MAISELF』のリリースが予定されている。“たくさんの人に歌を届けられるチャンス”。今、工藤舞は“舞”としてそのチャンスを活かし、歌を通して、歌詞を通して、全部の音を通して、彼女の思っているすべてを伝えていこうとしている…。
TEXT:Yutaka Kurachi(beat freak)

